PB-100系ポケコンのプログラム保存に不揮発性の外部メモリ=EEPROMを使ってみました。
USBインターフェースと違った感じで、ポケコンの使い方が広がりそうです。
発端
PB-100系のプリンタ内蔵ポケコンFX-802Pのニッカドバッテリが劣化しちゃいました。
ニッカドバッテリを取り外すついでに、外部電源の改造しました。
改造後にプリンタを動かしてはみたものの、あんまり使い道ない。
USBインターフェースを作ってから、プログラムリストはPCで編集してます。
計算結果を印刷することも、そんなに無いですし。
ちっこいプリンタで(そこがイイ!)キャラクタも限られているので表現力も微妙。
無駄に印刷したり遊んでいるとき閃きました!
|
\ __ /
_ (m) _ピコーン
|ミ|
/ `´ \
(‘A`)
ノヽノヽ
くく 古ッ!!
AAですよ!
内蔵プリンタは横幅20桁ですが、ロール紙だから長さ無限大。
印刷結果を横につなげれば、絵として見れそう。

PB系では不可能だと思っていた(個人の感想)エロゲができるのでは!?
↓ゲームはこんなイメージ
例)「脱衣じゃんけん」
ポケコンとじゃんけん→ポケコン負けた→ポケコン”このデータ印刷してね♡”
→データLOAD→印刷→印刷結果を切り貼り→脱衣AA おおっ!
・・・萎えそうだけどww
エロに至る技術
おかずのAA
AAの入手は楽勝です。
えっちなAAはネットにあふれますし、画像からAAを起こすサイトまであります。
桁数=解像度とすると、当然ですが大きな桁数の方が表現力高いですね。
低解像度だと容量は少なくなりますが、再現力低め。
PB-100系ユーザーは1行LCDで訓練されているから、妄想力強めなので大丈夫かも。
容量の壁
AAを20桁毎に分割して、単純にPRINT文で印刷する方法を考えました。
しかし、ポケコンから見るとAAのデータって巨大!
FX-802Pは1568stepのプログラム容量ですが、ここに収まるサイズでAAを細分化は必須。
めっちゃプログラムの本数がかさむ。
ここらはPC側のツールでなんとかするです。
データ圧縮→解凍は、ほとんど解凍プログラムだけで埋まりそうなので断念。
LOADの壁
ここが一番厄介。
USBインターフェースがあるので、LOADは簡単なんですが・・・
いちいちLOADするファイル選んで、ターミナルに放り込むとか手間。
手間は最小限にしたいです。
ブレイクスルー
一番厄介な「LOADの壁」を軽減する方法がありました。
USBインターフェースの本家回路は、もともとEEPROMにプログラム保存していました。
本家「Mass storage and printer interface for the FX-700P calculator」
EEPROMにあらかじめAAのデータを格納しておいて、順次LOADして印刷すればOKでは?
で、いつものブレッドボードです。
相変わらずの酷さ・・・

電源は単4ニッケル水素充電池×1です。左の電池ボックスですがスズメッキ線でむりやりww
昇圧モジュールで5Vにしています。
(右側のUSBは内蔵プリンタの電源です)
EEPROMはアトメルの24C256で、容量32Kbyteあります。
FX-802Pの20倍の大容量!!!!

AAを印刷する
AAを印刷するプログラムをEEPROMにSAVEしておきます。
ポイントは印刷する順番にSAVEしておくこと。
EEPROMは、まんまカセットテープと同じような使い勝手です。
シーケンシャルにSAVEされるので、AAの印刷順に格納しておけばファイル名は指定不要です。
”LOAD”だけでOK。LOAD→印刷→LOAD→印刷・・この繰り返し。
USBインターフェースより圧倒的にラクチン!

ビロビロ~と印刷して。

切り離して。
印刷濃い目なのは、アルカリ電池でブーストの結果。

からの~合体。
ピカァァァーーー

エロ禁止のサーバーなので画像はこれで・・
こんな感じで、PB-100系の可能性に光が!見えてきませんか?
当初の目的から外れて・・・EEPROMストレージの感想
カセットテープっぽい感じです。
違いは「今の位置が見えない」「早送りできない」「電源ONで必ず先頭」
位置が分からないので、うかつにSAVEすると上書きしてしまいます。
”VER”または”VERIFY”コマンドで保存場所を探らないとダメですね。
24C256だと、1500stepのプログラムを20本保存したあとに、21本目で「ERR9」がでました。
1step=1byteとすると、だいたいEEPROMの容量どおり。
速度は結構遅い。
1500stepのプログラムでSAVE/LOADに20秒くらい。
EEPROMの容量ギリギリまでプログラム入れると、先頭から最後のプログラムをLOADするのに5分ほど必要です。
小容量のEEPROMにして、ファミコンのカセット的に抜き差しした方が使い勝手良さそうです。
(ゲーム用とかツール用でEEPROM分け)
ライトプロテクトにすれば上書きも防止できますね。
もともと本家のソースには24C256より小さいEEPROMが使えるようになってます。
(再ビルドが必要ですが)
こんど基板にしてみよう!
電池で動かせるので、基板化したらFX-700PとかFX-802Pを持ち出すときに使えそう。
本家のソフトだとUSB通信インターフェースと両立できない。
スイッチで切り換えできるようにソフト改造もしたいなぁ。
USB通信インタフェース&EEPROM合体して基板化!
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